痛ててっ!急に片方の腰が痛くなった!
ひょっとすると尿路結石かもしれないですね。
にょ、尿路結石!?いったい何なんですかそれ!?
尿の通り道に石ができてしまう病気で、詰まってしまうと急に痛みや吐き気が出てくることがあります。
痛すぎるから、病院かかりたい。でもいったいどんな検査をするの?
行く前に知りたい・・・。
このような悩みを今回の記事で解決します。
今回は尿路結石の3つの検査、診断方法を解説します。
医師、泌尿器科医。尿路結石は泌尿器科の専門分野です。
本記事は尿路結石症の3つの検査について画像付きで分かりやすく説明します。
尿路結石の検査を理解することで、病気を理解し病院に行く前の心構えができます!
・尿路結石症の症状
まず、尿路結石の種類と症状を説明します。
尿路結石症は石がある場所で、下の3種類に分けられます。
・腎結石
・尿管結石
・膀胱結石
腎結石の症状
腎臓に結石がある場合、あまり症状がでないことも多いです。
時には結石があるほうの腰が重く感じたり、痛みを感じる場合もあります。
尿管結石の症状
一番多い症状は、急に現れる強い腰の痛みです。
左右どちらかの痛みなのが特徴です。
治療について詳しく別の記事でも解説してますので、ぜひ読んでみてください。
膀胱結石
頻尿や、おしっこするときの痛みなどがでやすいです。
なぜならば膀胱結石があると感染を繰り返し膀胱炎になりやすいからです。
前立腺肥大症や神経因性膀胱などといったおしっこが出しづらくなる病気に合併しやすいです。
・主に行われる検査
尿路結石には主に3つの検査が行われます。
・CT検査
結石を調べる検査で最も正確なのがこのCT検査です。
診断率はだいたい9割以上といわれています。
横になって丸い筒に入り体の輪切りの写真を撮ります。
だいたい10-15分程度で検査は終わります。
少量ですが被ばくをするので、妊婦さんや小児には気軽に行えません。
・X線検査
いわゆる“レントゲン”と呼ばれる検査です。
お腹から骨盤の写真を撮ることで、尿路結石がどの位置にあるか分かります!
注意:結石の種類によってはこの検査でうつらないものもあります。
その場合は診断できないので注意です!
・超音波検査
この検査では以下のことを調べます。
腎臓に石がないか
尿管に石がつまって尿の流れが悪くなっていないか
膀胱の中に石はないか
おしっこが出しづらそうか
外来ですぐできることや、体に負担がないことがメリットです。
・検査前に気を付けるべきこと
尿路結石の検査をする前に気を付けなければならないことは特別ありません。
しいて言えば、おしっこを少し貯めた状態で検査したほうが良いかもしれません。
なぜなら超音波検査やCT画像で膀胱を見たくてもおしっこをすると膀胱が縮んでしまい中がわかりづらくなってしまうからです。
・病院に急げ!なひと
尿路結石のひとでも以下にあげるひとはすぐ病院を受診した方が良いです!
・38度以上の熱が出ている
・痛みがとてつもなく強い
・糖尿病をわずらっている/ステロイドを飲んでいる
・高齢者(特に女性)
これに該当するひとは全身の感染症が起きている可能性があります。
この記事を読んだらすぐに病院に行きましょう!
・まとめ
最後にまとめです。
主な検査は「CT」「レントゲン」「超音波」
痛みが強い人、高熱が出てる人はすぐ病院へ
尿路結石の診断方法は理解できたでしょうか?
この記事で検査や病気を理解して、いざ痛くなったときに迅速な行動がとれるようになりましょう。
泌尿器科の緊急性が高い病気については下の記事も読んでみてください!
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