今回の記事は、ズバリ、尿もれについて解説します。
主に中高年のかたと女性に読んでもらいたい記事です。
ズバリ、尿もれについて解説します。
じつはいろいろ種類や原因があるんです。
もれちゃう人、そうでない人も読んでみてください。
それではいきますよー
尿漏れ=失禁
自分の意思とは関係なく尿が出てしまうことを尿漏れといいます。
専門用語では「失禁」といいます。
(おしっこを)禁じる力を失う。
要はがまんできないってことですね。
中高年男性はみなさん、尿漏れがあるひとは多いと思いますし、
女性だと体の構造の関係で、
男性よりおしっこをガマンするのが難しいので
若いころから尿漏れを感じるひとが多いと言われています。
しかし、尿漏れに対する困り具合、不快感はひとそれぞれです。
それに原因もいろいろあるので複雑です。
これをすっきりまとめるために6つの分類が作られました。
これについて解説していきますね。
6つの分類
腹圧性尿失禁
文字どおり、お腹に圧力がかかるともれてしまうタイプです。
具体的にどんなときかというと、
・くしゃみをしたとき
・笑ったとき
・階段ののぼりおり
・スポーツをしているとき
など、急におなかに力が入るともれてしまいます。
原因は加齢や出産によって骨盤の筋肉がおとろえてしまうことなどです。
女性に多い傾向にあります。
男性では前立腺の手術後に起こってしまうことがあります。
切迫性尿失禁
こちらは、尿意が強く、行きたくなったらすぐトイレに行かないと間に合わない・・・!
という状態です。
トイレにつく前にもれてしまうこともあります。
原因は、意識せず勝手に膀胱が縮んでしまうことによります。
これが起こるのが、過活動膀胱、膀胱炎、脳卒中などの病気です。
反射性尿失禁
尿意がないのに、膀胱におしっこがたまると反射的に出てしまうというものです。
事故などで脊髄損傷などになるとこういった排尿の状態になります。
溢流(いつりゅう)性尿失禁
難しい言葉ですけど、拒否反応はださないでください!
簡単に言うと、おしっこがあふれてしまうということです。
では何であふれてしまうのかというと、
トイレに行ってもおしっこが出しきれず、かなりの量が膀胱に残っているからなんです。
神経因性膀胱や、高度な前立腺肥大症でこうした排尿になることがあります。
この状態が続くと膀胱が疲れてしまいますし、
感染症の危険もあるので治療の必要があります。
持続性尿失禁
これはおしっこを全くためられないので、ずっともれ続けているような状態です。
おしっこをガマンする括約筋という筋肉が損傷すると起こります。
多くは病気というより手術など治療の副作用で起こってしまいます。
ほかのものよりはまれだと思います。
機能性尿失禁
これはちょっとジャンルが違いますが、
トイレ以外のところでおしっこをしてしまうというものです。
原因には認知症、身体の障害などがあります。
治療方法
正直言って、治療はさまざまです。
なぜなら原因がバラバラだからです。
生活指導や骨盤の筋肉を鍛える体操などでよくなることもありますし、
手術が必要になることもあれば、
薬剤でコントロールできる場合もあります。
膀胱が縮む力がなくなってしまっていれば、
自己導尿や、尿道カテーテルを入れておく必要も出てきます。
患者さんごとの原因、生活などを考えて、
いちばん最適な排尿の方法を考える必要があります。
・なかなか治らないとき
もし、いま現在で尿漏れが悩みの種になっていれば、
ぜひお近くの泌尿器科へ足を運んでみて下さい。
排尿に関してわれわれはプロですので、ご相談いただければと思います。
まとめ
それでは今回のまとめです。
・尿漏れには6つのタイプがある
・それぞれ原因と治療はさまざま
・生活に困るほどならば泌尿器科の受診を
自分や身の回りで尿もれがあるとき、このページが参考になれば幸いです。
それでは。うろろでした。
コメント