こんにちは、うろろです。
尿路結石症について今回は解説します。
体験したことがあるひとはわかるかもしれませんが、結石の痛みはとてつもないと言われています・・・。
急激な腰の痛みが出た方・・・ひょっとするとこの病気かもしれません。
なりやすい人はどんな人か、治療や予防など詳しく見ていきましょう
その痛み、尿路結石かも
まずは典型的な症状を見ていきましょう。
症状
・高熱が出る
石がおしっこの通り道をふさいでしまうと、腎臓におしっこがたまって炎症が起きます。
こうなると、高熱が出てしまいます。
痛みだけで熱が出ていない人はまだ腎臓が感染していない状態です。
・突然、腰が痛くなる
ほとんどは左右どちらかの腰が痛くなります。
けっこう痛くて動くのもしんどいです。
まれに腹痛のこともあります。
・血尿がでる
石が粘膜を傷つけてしまうと、おしっこが赤くなる場合があります。
同じような症状がでる怖い病気
・急性大動脈解離
もう名前から恐ろしい病気ですよね。
その名の通り、体の中心をとおる大きな動脈が裂けてしまう病気です。
これも急に起こる背中の痛みが特徴です。
場合によっては緊急手術が必要になる可能性があります。
・胆石症、胆のう炎
こちらは聞いたことありますかね。
消化に関わる臓器の「たんのう」に石ができてしまって炎症が起きてしまう病気です。
これも腰に近い部分にありますので、お腹や腰の痛みが出ます。
原因や発症率について
最近、この病気のひとが増えているそうです。
原因は食生活の欧米化、人口の高齢化などです。
男性の15%、女性の7%ほどが、一生のうちに尿路結石になると言われています。
この病気が増えるのには季節や場所が関係するといわれています。
気温が高く、日が長い春や夏に多く、暑い地域でこの病気になるひとが多いです。
治療と予防法
〇治療
治療は、石の大きさや位置によって変わってきます。
「石が1cm以下のとき」
石の位置や個人差はありますが、基本的には1cm以下の石は治療をせずとも外に出てくることが多いです。
なので、基本的には石を砕いたりせずに痛み止めなどで様子をみます。
感染がひどいとき、1カ月しても石が落ちてこないときなどは治療が必要になってきます。
「石が1cm以上のとき」
自然に落ちてくることは少ないです。
痛みなどが出て1カ月で石が出てこない場合は追加の治療をおこないます。
✓体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
体の外から衝撃波をぶつけて石をくだく治療です。
だいたい1時間ていどかかります。
その間はずっと寝たまま動かないようにしないといけません。
レントゲン写真でうつらない石だと場所がわからないので砕けません。
✓経尿道的尿管結石破砕術(TUL)
細いカメラとレーザーを使う手術です。
石のある所までカメラを持っていきます。
レーザーで石を砕いて、つかんで取ってきます。
麻酔が必要になります。
〇予防法
・水を飲む
脱水になってしまうと、尿が濃くなり石はできやすくなります。
特に夏場は気を付けましょう。
・痩せる
太っているだけで石はできやすくなってしまいます。
RIZAPに行けとまでは言いませんが、
運動習慣と食べ過ぎないことは大切です。
・尿の酸性値を下げる
尿が酸性に傾いていると、石はできやすくなることが知られています。
こうしたひとは、尿の性質を変えて石ができづらくなるような薬を飲む場合があります。
・再発率はなんと・・・
尿管結石の再発率は2年で15%、5年で30%、8年で50%が再発したという報告があります。
かなり確率高いですよね・・・・。
特に2回以上繰り返す人や、石が複数できる人は再発リスクが高いです。
こうしたひとは、泌尿器科にかかって治療について相談するべきかと思います。
おわりに
尿路結石症についてまとめてみました。
みなさん理解できたでしょうか。
とくに中年以降、石ができるひとも増えるかと思います。
より恐ろしい病気の可能性もあるので、痛みが出たらガマンせずに病院へ行きましょう。
それでは。
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