【完全版】おしっこの後の痛みの原因を泌尿器科医が完全解説

こんにちは、うろろです。

今回の記事では、おしっこのときに痛みがあるひとの悩みを解決します。

おしっこのどのタイミングで痛みがあるかで分類し、それぞれ頻度の高い病気を解説します。

この記事を読んで、自分がどの病気である可能性が高いか調べてみましょう！

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・３つのタイミング

おしっこするときの痛みは排尿痛といいます。

膀胱や尿道が染みたり、燃えるような感覚、痛みがあります。

これには以下の3つのタイミングがあります。

おしっこの始めに痛む（排尿初期痛）

このタイミングで痛くなる場合は、尿道炎、前立腺炎、尿道結石などの可能性が高いです。

尿道炎

おしっこの時の痛みだけでなく、膿がでたり、おしっこの出口が赤くはれて痛む場合があります。原因の多くは淋菌やクラミジアのような性感染症が多いです。

前立腺炎

男性だけにある前立腺という臓器に細菌が入って起こります。

高熱が出ることが多いです。

股のあたりに痛みや違和感があります。抗生剤で治療をします。

尿道結石

おしっこの中のカルシウムなどで石ができ、それが尿道に詰まる病気です。

完全に石がはまって尿が出なくなると、緊急の処置が必要になります。

おしっこのあとに痛む（排尿終末時痛）

このタイミングで痛みが出る病気で代表的なものは膀胱炎です。

お水をこまめにとったり、おしっこをガマンしないようにしましょう。

症状が強ければ病院で検査や抗生剤を処方してもらいましょう。

ほかにも上で解説した前立腺炎は排尿後に痛む場合もあります。

おしっこしている間ずっと痛む（全排尿時痛）

最初から最後まで痛くなってしまうパターンです。

この状態になるのは重症の膀胱炎のほか、間質性膀胱炎、膀胱異物、外陰部ヘルペスなどがあります。

間質性膀胱炎

原因は不明ですが、膀胱の萎縮を起こしてしまう病気です。女性に多いです。

おしっこがたまってるときにも痛みがあるのが特徴です。

膀胱異物

文字通り、膀胱内に異物が入ってしまう状態です。オナニーや性行為で入ることが多いです。体温計や鉛筆などが代表的？です。

外科手術の合併症で使った糸が膀胱内に入ってしまう場合も同じです。

性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルス1型・2型が原因で起こる性感染症です。

一度よくなっても、再発を繰り返すことが多いやっかいな病気です。

・まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事ではおしっこのときに痛みがある人に多い病気を解説しました。

それではまとめです。

以上です。それでは、また。